脳波のコントロール

フロイトユングエリクソンの世界を知り、催眠を研究している某有名格闘家の先生の所へ何度も足を運び、自分なりに催眠を勉強する日々が続きました。


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自己催眠と言っても、ただやるだけでは意味もありません。


まずは人間の身体(脳)の仕組みを理解しなければいけません。


心臓(心電図)や骨格筋(筋電図)と同様に、脳の電気活動を記録したものを脳波と言います。


まず人間の脳波についてですが、

 

ガンマ波➡30ヘルツ以上

ベータ波➡13~30ヘルツ

アルファ波➡7~13ヘルツ

シータ波➡4~7ヘルツ

デルタ波➡4ヘルツ以下


状態は

ガンマ波は、不安で興奮している状態。

 

ベータ波は、少し緊張し普通の思考状態。

 

アルファ波は、リラックスし何かに没頭している状態。

 

シータ波は、夢を見ている瞑想状態。

 

デルタ波は、夢を見ない深い睡眠状態。

 

人間はこのような脳波の仕組みになっています。


ちなみにモーツァルトの音楽を聴くと、アルファ波がたくさん出るといわれ、精神的にゆったりとし副交感神経が優位になります。

アルファ波は、何かに集中しているときに出る脳波で、アイディアが生まれるのは、この脳波が出ている時と言われます。
アルファ波が継続的に出ていると、意欲的になり、生き生きとしやる気や喜びをもって、仕事や勉強に取り組むことができます。
クラシック音楽を聴くと、頭が良くなるというのは、この効果があるからです。
楽しい状態、リラックスの状態が続くと、
脳からは、βーエンドルフィというホルモンが分泌されます。
βーエンドルフィが分泌されると、免疫力が高まり、
病気に対する抵抗力、治癒力が高まります。

普段普通に生活している時のベータ波は言わば神経が張り詰めた状態ですので一日中これでは疲れてしまいます。そこでアルファ波、シータ波に落としていくと、心身ともにリラックスしていきます。

その瞬間というのは副交感神経が優位に働く領域です。

健康な人の自律神経とは、交感神経と副交感神経とがバランスよく働いています。

自律神経は運動など活動的な覚醒状態を取り仕切る交感神経と、リラックスや回復を司る副交感神経からなる。スポーツの試合前などは交感神経が、睡眠前の休息などは副交感神経が優位に働くことで、それぞれの状況に身体は上手く適応できる。

このバランスがストレスによって崩れると、寝る前に興奮して眠れなかったり、身体がダルかったりします。

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そこで自己催眠により、ガンマ波やベータ波の状態からアルファ波やシータ波に持っていき、副交感神経をあげバランスを整えるのです。

禅などもシータ波の状態で行います!